(アンドレイ タルコフスキー (著), 鴻 英良 (翻訳), 佐々 洋子 (翻訳) )タルコフスキー日記―殉教録 先日、特集上映やリマスターのあったタルコフスキーの1970年から1986年までの日記です。少し前の日記に感想を書いた気がするんですが、とにかく映画から勝手に想像していた監督像とはぜんぜん違う、生身の書付が並んでいて迫力がある。というか、何な… 2024-02-10本
ユリイカ 2024年1月号 特集*panpanya ―夢遊するマンガの10年― 『ユリイカ 2024年1月号 特集*panpanya ―夢遊するマンガの10年―』を読み終わった。多くの寄稿文が収録されているんですが、やっぱり巻頭の本人インタビューよかった。この世界の、無限に取りこぼされ続けているように思える膨大な情報、… 2024-01-19本
(小津 夜景)いつかたこぶねになる日: 漢詩の手帖 地衣類、都市生物ときて、つぎはカワイルカの本でも読もうかなって思ったところで急に気分転換をしたくなりました。ただ今思い出すととこの本も、一つ前の本も、以前フォロワーがタイムラインに載せていたものをメモしたものだった気がする。そして、直近に読… 2023-12-29本
(メノ・スヒルトハウゼン (著), 岸 由二 (翻訳), 小宮 繁 (翻訳) )都市で進化する生物たち 『都市で進化する生物たち』 を読み終わった。都市生態学の本で、冒頭からおもしろい事例の紹介が続きます。20世紀後半にロンドンの地下鉄路線ごとに別の遺伝情報を持つことがわかった蚊、都市の煤汚れとその環境対策による浄化によって体色を変えてきた蛾… 2023-12-29本
(ヴァンサン・ゾンカ (原著), 大村嘉人 (解説), エマヌエーレ・コッチャ (解説), 宮林寛 (翻訳) )地衣類、ミニマルな抵抗 冒頭に筆者が書いている通り、エッセイ調で各時代の詩を中心に文化作品を集めてきて、時代ごとの地衣類の取り扱いやそのイメージをならべていくような本です。なので読み方も整理して地衣類の知識を頭に入れるんじゃなくて、もっとその地衣類を研究していた人… 2023-11-24本
(古井由吉)仮往生伝試文 『仮往生伝試文』(古井由吉)を読み終わった。一月かかりました。450頁のどこを切り出すような作品でもなくて、時間をかけて読むとなんとも手応えがというか、読んだそばから感覚だけ残って話が抜けていくような読書感がある。言ってしまえば古井由吉作品… 2023-10-28本
(居眠りファンクラブ)ゆがんだ7月 『ゆがんだ7月』(居眠りファンクラブ)をもう一度読み返す。窓から入る日差しが強い。日記って書いてから時間をあけて読み返すとなんだこれってなったりするフィクションめいた感じがすることあるけど、この作品はそれをコテにしたやり方がよいし、最後の日… 2023-09-16本
(絲山 秋子)逃亡くそたわけ 「どうしようどうしよう夏が終わってしまう」軽い気持ちの自殺未遂がばれ、入院させられた「あたし」は、退屈な精神病院からの脱走を決意。名古屋出身の「なごやん」を誘い出し、彼のぼろぼろの車での逃亡が始まった。道中、幻聴に悩まされ、なごやんと衝突し… 2023-09-13本
(吉村昭)鯨の絵巻 『鯨の絵巻』(吉村昭)収録の「鯨の絵巻」を読む。数ヶ月前に鯨関連の本、特にノルウェー式に移行したあとの漁に関するものを読んでいたんですが、これは伝統的な網とり漁法の刃刺の生涯を描いたもの。著者の作品は『羆嵐』しか読んだことがなかったんですが… 2023-09-09本
(居眠りファンクラブ)イン・ザ・シティ 少しずつ読む。3作品収録で、特に「ふたりきりの街」が好みでした。優しい彼と、彼からは優しいと言われる(そしてきっと優しくあろうとしている)私の2人が過ごす世界が3頁。ほころびはそこら中にありそうなのに、この3頁のなかにそんなものは存在しなく… 2023-09-03本
(トマス ピンチョン (著), 志村 正雄 (訳))スロー・ラーナー 『スロー・ラーナー』(トマス ピンチョン (著), 志村 正雄 (訳))を読む。「低地」「エントロピー」はアンソロジーにぽんと入ってたらかなりうれしいタイプの短編です。他にはいま読みかけている収録作最後の「秘密のインテグレーション」もとても… 2023-08-27本
(週末翻訳クラブ・バベルうお)BABELZINE Vol. 3 『BABELZINE Vol. 3』(週末翻訳クラブ・バベルうお)を持ってきました。夏の間はカバンが小さいので財布等と合わせてこのサイズを持ち歩くとぱんぱんになってしまうぜ。まだ冒頭ですが、収録短編のうち「帰郷」(作 キャロリン・アイヴス・… 2023-07-22本