(鷲羽巧)言葉だけが最後に残る 鷲羽巧エッセイ集 『言葉だけが最後に残る 鷲羽巧エッセイ集』を読み始めました。『舞踏会へ向かう三人の農夫』に関する文章を読みながら、いつか読もうと思って買った文庫本を何年も棚にさしたままであることを思い出していた。当時どういったきっかけで買ったかは思い出せな… 2025-06-07本
(諏訪 哲史)りすん 『りすん』(諏訪 哲史)を読み終わった。ほとんどを入院中の妹と見舞いにくる兄による会話だけで書かれた小説。作中にも”『前作を同じ主題の理論編とすれば、本作は実践編となるべきだ。』”とあるように、前作である『アサッテの人』を引き継ぐような内容… 2025-06-07本
(諏訪 哲史)アサッテの人 『アサッテの人』(諏訪 哲史)を読み終わりました。来月みにいく予定の演劇の原作である『りすん』を読む前に、対になるという前作として先に読んだのが本作です。おもしろかった。吃音(きつおん)による疎外感から凡庸な言葉への嫌悪をつのらせ、孤独な風… 2025-06-02本
(Beijing Silvermine project)双喜【Until Death Do US Part】 『Until Death Do Us Part』は中国での結婚式で行われているタバコ文化についての作品です。今となってはあまり行われていないようですが、特に80年代の北京を中心とした中国北部では、感謝の気持ちとして、花嫁は式に参列した男性た… 2025-06-01本
(ゲルハルト・ツァハリアス (著), 渡辺 鴻 (翻訳) )バレエ 形式と象徴 冒頭、まだ本題に入る前の話題としてアン・ドゥオール(脚を外側へ開くこと)の話題が出てきます。アン・ドゥオールは、まず実際上の必要から生まれたものであるが、また解剖学的な意味をもっている。A・J・ワガーノヴァを引用してみよう。「これ(アン・ド… 2025-05-17本
(火田詮子舞台活動50周年記念誌)実録 火田詮子 『実録 火田詮子』(火田詮子舞台活動50周年記念誌)を読んだ。先日みた演劇の物販で買ったもの。そのときに思い出したんですが、発行された頃にもいつも入っている古本屋さんに積んであるのをみかけてたなと思って、奥付を確認したら発行人がそのお店の店… 2025-05-17本
(Padograph)Padograph雑誌 第1号 特集:周縁から内在へ アジア現代美術 『Padograph雑誌 第1号 特集:周縁から内在へ アジア現代美術』を読み終えた。とても良かった……。韓国、中国、ベトナム、日本の現代美術に関する論考や寄稿者たちによる座談会、さらに台湾に関する論考と、韓国の翻訳美術批評が収録されていま… 2025-05-10本
(筒井武文)声の映画史: 東京藝術大学大学院映像研究科講義録 『声の映画史: 東京藝術大学大学院映像研究科講義録』(筒井武文)を読み終わった。とてもよかった。講義とインタビューの記録です。監督だけではなく、撮影監督や特に編集者の方が多く登場して、それぞれが実作のなかで監督と交わしたやりとりだったり考え… 2025-05-03本
(神田橋 條治 (著), 林道彦 (編集), かしま えりこ (編集) )神田橋條治 精神科講義 『神田橋條治 精神科講義』(神田橋 條治 (著), 林道彦 (編集), かしま えりこ (編集) )を読み終わりました。先日久しぶりに読書メーターをみたら、ツイッターからいなくなってしまったフォロワーが立て続けに2人、ここ数ヶ月に読んでいた… 2025-04-19本
(高瀬康司 (著, 編集))アニメ制作者たちの方法 21世紀のアニメ表現論 『アニメ制作者たちの方法 21世紀のアニメ表現論』(高瀬康司 (著, 編集))を読み終わった。監督、アニメーター、撮影監督の対談やライターの文章が載っていて、特に前半の対談ではデジタル撮影の話が何度も出ているんですがやっぱりそのあたりが読ん… 2025-04-08本
(西川美和)スクリーンが待っている 『スクリーンが待っている』(西川美和)を読み終わった。2018年から2020年にかけて行われた映画製作(『素晴らしき世界』)の過程に関する監督のエッセイです。事前の取材やスタッフの入れ替え、オーディション等々が監督の目線で感じた思いとともに… 2025-03-28本
(濱口竜介)他なる映画と 2 『他なる映画と 2』(濱口竜介)を読み終わった。レクチャーを中心とした1に対して、こちらは寄稿された文章がまとめられたものです。ある監督、ある作品に対して、その良さが何に由来するのかをていねいに書いてくれており、その対象となる部分がいくつか… 2025-02-02本