ずたぼろ令嬢は姉の元婚約者に溺愛される

両親に虐げられている主人公マリーがグラナド伯爵キュロスに見初められたことをきっかけに少しずつ呪縛から解き放たれていくお話。いい作品です。「私には好きなこともやりたいことも、ちゃんとあった」というセリフが早い段階で出てきて嬉しかった。

テーマがデリケートなだけに、やっぱりマリーとキュロスのやり取りが繊細に描かれていたのが良かった。例えばマリーが部屋に閉じこもってしまった場面での扉越しのキュロスの声かけとか、「扉を開けてくれ」とか「でてきてくれ」とはいわずに「そばにいたい」「そこは寒いだろう。温かいお茶を飲もう」とかだけ言ってるの、かっこいい一面とヘタレな一面の塩梅がすごく絶妙だったんだよな。結局この場面では相手を思いやるあまりにマリーがグラナド家を出ることを決めてしまい、それを従者のミオから「今のマリーの涙を止めることを選んで、未来のマリーの幸せを守ろうとしなかった」として間接的になじられてしまうわけですが、このキュロス自身の良さってずっとあるよな~。

あとこの場面はまだ覚えているんですが、5話のクライマックスでマリーが振返ってキュロスの頬に口付けをする直前、一瞬だけ二人の足元を映すときに画面が少し暗くなるんですけど、ここでキュロスの白い靴に夕焼け色(黄金)の装飾をつけて印象を残しておいて、直後の夕陽を背景にしたキュロスの呆然とした表情につなげてて技ありだった。

さらに完全に余談ですが、『カップルズ 4Kレストア版』のBDもう出たんだ~って販売元のハピネットのページみてたらずたぼろ令嬢と並んでてふふって声出た。

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