クライム101

『クライム101』をみました。LAを舞台に宝石強盗を繰り返している主人公とその組織、共謀者、警察の絡み合うクライムアクションです。カーチェイスシーンのは迫力はもちろんですが、登場人物たちを組織の代表として扱うのではなく個人として一人ずつ描いていて、その思惑がこう重なるとこうだよな……みたいな積み重ねの展開が続くのでおもしろい。画面に映っていない部分での出来事を使わない生真面目さも良い。最後、ルー刑事(マーク・ラファロ)の笑顔なんだよな。薄暗い駐車場を出て、陽を浴びる瞬間の笑顔がとてもよかった。

監督は『アメリカン・アニマルズ』のバート・レイトンです。あちらの作品では雑な犯罪計画、ドジの連続で逆にハラハラする展開が続き破滅していくわけですが、いずれの作品も当人たちが望むかどうかに関わらず、どこかこの出来事(犯罪)がそれ自体で何か救いというか、現状を脱することに繋がるんじゃないかっていう、行為とは別の次元でその登場人物たちを救うことになる描き方(バリー・コーガンだけは違いましたが……)をしていて、わたしはそういうクライム映画って好きかもしれない。

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