『六つの顔』をみました。よかった……。狂言師 野村万作に関するドキュメンタリー。
前半は万作の歩き姿や稽古場での姿に重ねるように、野村萬斎や野村裕基らのインタビューと、野村万作自身による語りでその父、六世野村 万蔵に関するエピソードが語られます。ここには野村万作自身に関するインタビューではなく(映画の最後に少しだけある)、セリフを読んで語られることである種の型というか、映像の構成がカチッとしている気がします。これは監督インタビューにもあった、ドキュメンタリーによくあるような手ブレ感の出るカメラは使っていないというのと同じところに目論見がある気がする。
後半は狂言「川上」の舞台映像がまるっと投影されます。これがすごかった。内容もそうですが、正直に一番頭に残っているのはその映像で、観客がいる受章記念公演での撮影のはずなのにその客席を一部に映しながら演者が登場する橋掛りを見下ろすように撮影したり、動きに合わせたカメラワークや切り替わりがこれどうやって撮ったんだ……?ってくらい連続してすごい。
コメントを残す