私に天使が舞い降りた!プレシャス・フレンズ

『私に天使が舞い降りた!プレシャス・フレンズ』のタイトルに偽りなく、大切な”友だち”をテーマにした作品になっています。特に星野みやこさんと白咲花さんの関係がじっくり描かれていてわたしはさ~。いや、原作を読んでいないのを断った上でなんですけど、TVアニメ本編での関係ってちょっとギャグ次元というかそういうところあったじゃないですか。そこに今作では花さんのおばあちゃんっていうめちゃくちゃアクロバティックな登場人物が出てきてすごいんですよね。いや、すみません、夏におばあさんのいる田舎へ遊びに行くなんてよくある題材だと思いますが、このおばあさんをまず星野みやこさんに重ねる手付き、そしてそこに登場するおばあさんの友だち! わかりますか、いやこれは映画をみれば全員わかる丁寧なところなのでみなまでいいませんが、花さん/みゃー姉さんの関係をこの次元まで落とし込んできたのすごいってなっちゃった。本当はもう冒頭の『修学旅行の練習旅行』っていうワードから涙出てたんですが(そんな単語浮かぶのが幼少期の本当に一時期、しかも大切な友だちといる時間だけっていう一過性のプレシャスタイムすぎる)、それがおばあさんの家で過ごすことでもう一生につながってしまったんですよね。みゃー姉をあくまで子どもチームの一人として扱い、それでも事実として圧倒的に年長であって、ここでいう年長者であることの意味ってやっぱりこの作品としてというかみゃー姉の感情としてあるわけじゃないですか、そんなみゃー姉の成長を描く作品でありつつ、この映画にそれがみゃー姉だけにとどまらない幅を持たせたのがあのおばあさんたちなんだよな。

あとこれは一切内容に関係ないんですが、ツイッターのやりすぎでひなた(呼び捨てすみません)と小依さんの八重歯表現の使い分けをめちゃくちゃ注視してしまったところあります。とてもおもしろかった。あと上田麗奈さんが大変よかったです。

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