80年代終わりの国内女声ボーカルバンドのソノシートです。ドイツ人が80年代後半から90年代初頭の日本の音楽について英語で書いた本が昨年度邦訳されましたが、そこに記載されていたのを覚えていて手に取りました。本作収録のSex Pistolsのカバー以外にも他作でとBuzzcocksの曲もやっていたりして、そのあたりの音楽を志向していたのかもしれないですが、それよりも特にA面の2曲なんかはドラムの勢いに対して哀愁というか煮えきらないメロディに棒読みっぽいボーカルが味わいを出していて同世代のドイツのDroogiesとかみたいな癖があって良いです。ただ3周したんですけど集中してないとこの2曲のあまりにスムーズなつなぎにいまどの曲を聴いているのかよくわからない現象が発生しています。そういうこともある。
コメントを残す