(the King Surfers)Surfin’ And Divin’

Gabba Recordsからの90年代頭のシングルです。このバンドはこの1作のみのリリースみたい。

画像

ショートチューンで押し切る曲のなかで、B面の2~3曲目あたりのシームレスにつないでエイトビートをたたせるところかっこよくて好きです。
それにしてもバンド名、曲名にsurfって単語がふんだんに使われていますが、実際に音楽は別にサーフってわけではないです。逆にサーフ要素何?って気持ちになる(ラモーンズではあります)。バンド名を適当に決めたあとに王様、サーフの要素をイラストにしました!って感じな気がする。
イラストの紋章学っぽいやつ読み解かないとわからないやつですか?あるいは紋章学ではバットを握りしめた獅子はパンクバンドを表現してるとかあるのかもしれないですね。
ちなみに、Gabba Recordsは他にLiimapäätっていうバンドの作品も2作品、つまり計3作品を出したレーベルになっているんですが、そのLiimapäätのボーカルとこのバンドのメンバーが被ってるみたいです。というかジャケットだとこのバンドのメンバーは3人になっているんですが、DiscogsでたどるとそのLiimapäätのボーカルの別名義がMarkyとLimousineで、つまりこのバンドの構成はメインボーカルとあとその1人だけになるんだよな。それに作曲はMake Pyhtiläとありますが、これもLiimapäätのボーカルの別名義で、じゃあこのバンドは一体……?といった感じです。手元には以前フィンランドで買ってきた『Yy-kaa-koo-nee: Ramopunk!』っていう500頁くらいの本があるんですが、もしこの本のどこかに書かれていたとしてもフィンランド語で埋められていて全然わからないぜ。すべてはもう闇の中です。
補足ですが、サーフ要素といえば、アウトロだけはなぜか(?)波の音が収録されています。
再補足ですが、HPにバンドインタビュー(90年にバンドが出したZineの記事)があって、めちゃくちゃサーフィン好きですよ!みたいなことかいてありました。(https://punkmuseo.fi/ramopunk/KS/surfcity.html

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA