『アイアンクロー』もみた。アメリカのプロレス一家、フォン・エリック・ファミリーを題材に取った映画です。6人兄弟(映画では5人兄弟)が父の強烈な指導のもとレスラーとして活躍していくなかで次々と悲劇的な出来事に見舞われていくわけですが、次男のケヴィンを中心にした兄弟の強い関係が描かれているために、それでもなお崩壊していく姿が映画のなかでの運命のうねりの強さを際立たせてしまう。いや、運命というかただ強権的な父の影響を強く受けているということだけなんですが、それを遠くからみているような映画だった。
夜、喪服をきた父と兄弟3人が屋外のテーブルに座っているシーンがよかった。あのとき背景にホタルが映り込んでいたと思うんですが、白と黒の格好をした静かな面々と、この悲劇をきっかけ(ストーリー)にして世界王者へ死んだ兄弟に代わって誰か一人(だけ)が挑戦することになるという転換の瞬間が際立っていた気がします。おもしろかった。(正直に言うとプロレスのシーンはあまりうまく撮れていないのか何が起きているかよくわからなかった感じはある。)
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