(アルカジイ&ボリス・ストルガツキー (著), 深見 弾 (翻訳) )ストーカー

『ストーカー』(アルカジイ&ボリス・ストルガツキー (著), 深見 弾 (翻訳) )を読み終わった。先日タルコフスキーの映画『ストーカー』をみたので積み本から引っ張り出してきたんですが、とてもおもしろかったです。

地球人と接触しないまま去っていった異星人の痕跡、地球上に存在しながら〈ゾーン〉と呼ばれるようになったその危険地帯に潜り込み、そこに残された未知の物品を持ち出してくる「ストーカー」と呼ばれる人々の物語です。

冒頭に10数頁だけ描かれる最初の〈ゾーン〉探訪から引き込まれる。何が起こるかわからない空間から結果何も起こらずに帰還することがこんなにおもしろいことあるんだ。主人公によるナーバスな周辺描写が緊張感だけじゃなく小出しされる情報による絶妙な高揚感につながっていて(どちらが良いではなく)映画とぜんぜん違う!となった。そしてこの主人公の主観が終盤になり内に向いてくるんだからそりゃおもしろいよなとなる。古典だしいつか読めばいいかくらいでいましたが、一度開いてからはあっという間に読み終わっていた。

2026年7月18日

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