SSSS. DYNAZENON

 

これで春アニメはみおわりです。11話が特に良かった。最後の怪獣を倒したことを知った皆が、その後どのように世界と関係を結ぶのかっていうのがこれまでの怪獣のいる世界での日々との反響から描かれていて、それは何かをしっかり乗り越えたいわゆるエピローグとはちがう、ただその後の世界を生きることをみせてくれたのでいい意味でそんなのありなんだってなりました。逆にそこが良すぎて12話で本当に終わったあとのエピローグはまあ……ってなってしまったところもある。
それでもチセとコヨミの

「スーツ全然似合ってないっすね」「チセも、制服似合ってなかったよ」

のところはめちゃくちゃ好き。こうしなきゃいけないから何かのきっかけで変わるんじゃなくて、それまでに抱えていた憂いというかはっきりしないもやもやとか、もちろん具体的な記憶のエピソードが本体ではあるんですけど、そういったものがなにか些末に感じられるような、そんな世界の広がりが描かれるのがやっぱりすごく好きなんですよね……。(もちろん過去の事実は変わらないんですが)視点を変えたら今の自分は案外飲み込めてしまうというか、そういうことがわたしはあってほしいので、あってほしくないですか?

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