その鼓動に耳をあてよ

全国屈指の荷揚げ量を誇る名古屋港から北へ3km地点にある名古屋掖済会(えきさいかい)病院。そのER(救命救急センター)は、救急車の受け入れ台数が年間1万台と愛知県内随一だ。24時間365日、さまざまな患者が運び込まれてくる。耳の中に虫がいると泣き叫ぶ子ども、脚に釘が刺さった大工職人、自死を図った人…。“断らない救急”をモットーに身寄りのないお年寄りから生活困窮者まで誰でも受け入れる。医師は言う。「救急で何でも診るの“何でも”には、社会的な問題も含まれる」と。しかし、新型コロナウイルスのパンデミックで、救急車は連日過去最多を更新。他の病院に断られた患者が押し寄せ、みるみるベッドが埋まっていく…。公式サイト

市内の病院の救命救急センターに関するドキュメンタリーで、東海テレビのドキュメンタリーシリーズの新作です。冒頭からナレーションなしで現場の映像ややりとりが続く。上映後の舞台挨拶でも話されていたように、モザイクが(わたしには)一切ないわからないような映像になるくらいカメラや編集も手が込んでいる。それになにより、緊張感だけではなくてみていると一瞬、職場内の気の緩んだ瞬間も伝わってくる。とてもよかったです。

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