アメリカNYのバンド。A面とB面の回転数がちがうタイプのレコードです。たまに回転数がちがう上にそれぞれの回転数が間違ってるあれやこれやのレコードがありますが、これは正しいので許せる。レーベルメイトに MuddfootやThree Steps Up、NEW ROSEがいるあたりで感じがつかめるんですがかなりローカルな香りがする。シングルが2枚とスプリットシングル1枚、あとはコンピレーションに複数参加してるようです。
わたしはロックオペラという概念が苦手というか、いわゆるロックバンドをほとんど聴いてきていない今までの浅い経験からだとこの単語には冗長で退屈な曲を想像してしまうんですが、このシングルも3曲目が悲しいかな、まあまあそんなタイプのインスト曲です。でもこの曲を入れるためにB面の回転数を落としたなら2曲でまとめたほうが良かったんじゃ……?っていいたくなるくらい1~2曲目は良いんだよな。
それでそのオペラ要素ですが、これは封入のインサートにSAL氏を主人公にしたストーリーが書かれていて、PoorでLonely SoulなSal氏が人生を考えながら四次元を通じて(?)自分探しの旅に出て”Life is indeed what it should be.”と気付く過程を曲にしているんですね。そっか……。
でも2曲目のI Knowはサビのコーラスワークとか雰囲気はよりゆるやかな曲調にしたUnderhandでしょってくらいローカルサウンドの貫禄が出てる。いや、いまの貫禄って言葉は一番似合わないタイミングで使ってますが、こういうのがめちゃくちゃ好きなんですよね……。
https://hymiesrecords.com/sal-a-rock-opera/
これはDiscogs以外にでてきた唯一の情報ですが、なぜかロックオペラの文脈で急にこのシングルを紹介していてそれはさすがに異常行動では?って気がしなくもない。ロックオペラを探しててこのシングルにたどり着くことあるのか……?
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