レザボア・ドッグス

宝石強盗のために集められた、互いの素性を知らずコードネームで呼び合う6人の犯罪プロフェッショナル。完璧な計画のはずが、待ち伏せていたのは大勢の警官。仲間の中に裏切り者がいるのか?生き残った者たちは疑心暗鬼に駆られ、やがて血で血を洗う惨劇へと突き進んでいくことに──。 Fan’s Voice

『レザボア・ドッグス』をみました。おもしろかったです。わたしは激!暴力!っていうのはやや苦手で、これまで先入観からタランティーノ監督作品にもあまり触れていなかったんですが、去年みたパルプ・フィクションがめちゃくちゃ良かったのでもう定番物はちゃんとみておこうと思っていたところのデジタルリマスターです。助かります。

めちゃくちゃな暴力が常に画面にあるんですが、それと同じだけ軽快な会話劇が行われていてなんか暴力ってコミュニケーション?っていう錯覚が生まれてしまうところある。パルプ・フィクションでもあったけど冒頭で主題歌が流れ出す盛り上がる瞬間に画面がややコマ落とし気味になるのがやっぱりすごくかっこよいなと思う。今作でも思いました。画面では何か大変なことが起こっているし時系列も乱れているのに全部がスッと入ってくるのはわたしが全然映画知識がないだけで色々なテクニックがあるんだとおもう。

この映画館に入ったのはそんなに久しぶりでもないですが、今日は上映前のコマーシャルタイムに、短編映画のパイロット版を流すっていう試みがされていてとても良かった。こういうデカい画面で流れる、みれるのってかなりうれしいから。今日流れていたパイロット版も、年内に別の映画館で長編作品として上映されることが予告されていました。そういう映画館間でのつながりがみえるとうれしいぜ。やっぱり昨年2軒の映画館が閉鎖してしまった街としては……。

関連した話題で言えば、今月末にタルコフスキー 『ノスタルジア』の4K修復版が上映されるんですが、それに合わせるように商店街の映画館でタルコフスキー作品がまとめて上映されるのも大変良いなと思っています。楽しみです。

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