殺しの分け前/ポイント・ブランク

『殺しの分け前/ポイント・ブランク』をみました。予告編にも入っている、正面から歩いてくるウォーカー(リー・マーヴィン)の足音がよくて、”暴力が、スーツを着て歩いてくる”っていう謎のキャッチコピーさえかっこよく感じてしまう。

かつての親友に裏切られ、分け前(9.3万ドル)と妻を奪われた男が行う復讐劇です。あらすじも何もそれが全てなんだよな。裏切られた男が復讐をする。中盤にはその元親友も舞台から離脱するものの、そこで終わらず、そのもとをたどるように暴力は続いていきます。そして時折画面にフラッシュバックしてくるこれまでの暴力シーン。相手からも「何が目的なんだ?本当に金か?」と聞かれてしまう始末で、周りの登場人物もみている観客も、理性のありそうな主人公が淡々と何かを追いかけ続けるその目的がわからなくなってきて、復讐ってなんなんだ?と思い始めてしまう。そう思うと”暴力が、スーツを着て歩いてくる”っていうキャッチコピーはとても秀逸なのかもしれない。よかったです。

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