これまでピナ・バウシュの振り付け作品をみたことがなくて、冒頭に流れる『春の祭典』をこれがあの……となりながらみた。本作はピナ・バウシュが亡くなったことに伴う中断期間を挟んで撮影されたもので、本人の映像は過去撮影されたものがいくつか挿入されるほか、『春の祭典』、『カフェ・ミュラー』、『コンタクトホーフ』、『フルムーン』の舞台映像と屋外で撮影されたダンス、それに出演者たちのインタビューなどが収録されています。舞台の迫力と屋外ロケーションの自然光のなかの踊りの良さが全然別物でどちらもすごい。今年は11月にこのヴッパタール舞踊団の来日が予定されているのでみてみたいなと思います。作中に出てくる屋外のロケーションのうち、ヴッパタール空中鉄道を舞台にしたパートがあって、(本編に関係のない話で、)わたしは初めて知ったんですが、このモノレールはヴッパー川の上に設置されていてそれがめちゃくちゃよかった。
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