パトリックとクジラ 6000日の絆

『パトリックとクジラ 6000日の絆』をみました。鯨の映像が盛り沢山です。こういうのってスクリーンでみたい映像すぎるんだよな。真っ青で奥行きもわからない水中に浮かぶ巨大な鯨の映像がエンドレスに投影されます。鯨の映像ってもっと前は「そもそも遭遇するための探索が大変で~」みたいな感じの、船上やヘリから望遠で撮ったものが多かった印象なんですが、そのあたりはもうドローンで一気に解決したんだろうな。水中の映像もめちゃくちゃきれいで、鯨の肌の質感や口内(イカの腕がひっかかっている!)なんかもばっちり映っています。

終盤、Alice Phoebe Louの「Nostalgia」の曲が流れる映像がすごくよかった。ここまではいわゆる動物の気持ちを代弁するようなパートも一切なくドキュメンタリー調でやってきたけど、ここらで一発、ファンタジーっぽくいくぜみたいな感じにきらきらと光る水面のぎりぎりで向かい合った鯨とパトリックを上下反転させて撮影して、その鯨とパトリックががぐるぐる回転したり、ゆったり浮かんだりしている姿が曲と合わさってかなり良かった。ここまでのパートでやってきた鯨のコミュニケーションとダンスを掛け合わせたもので突拍子もないものでもないという塩梅が絶妙なんだよな。ここに載せた予告編の14秒あたりのところです。

長年コミュニケーションを図ることで特定の鯨の方から近寄って触れてくるくらいまでになっていたパトリック氏が、とある出来事をきっかけに水中でその鯨に無視される(目の前を止まらずにスルーされる)場面がある。その直後、船上に戻りって「ナーバスな気持ちだ……」って言いながら涙を流すところ、動物ドキュメンタリーで動物じゃなくて人間側の気持ちにフォーカスすることあるんだってちょっとおもしろかった。

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