何も知らない状態で買ったんですが、これもローカルフォークシンガーの音源です。新潟県長岡市。表題曲がとても良かった。フォークソングのことを全然知らないのでどういう影響のものかはわからないんですが、全体にコミックソング然とした曲が並んでいつつも、そのどれもが自嘲的な内容になっていて、その内容にはかなり手触りがあります。
ご本人は若くして亡くなっており、その後に若干残っていた音源を有志が集めてアナログにまとめた作品のようです。今でもネットで調べるとちらほら話題に出している記事があり、どうも当時表題曲などがラジオで地元によく流れていたりしたそう。そのような情報のなかで、70年代の新聞記事や、当時の関係者からのメール、掲示板への投稿をまとめたサイトがありました。
このサイト、冨所正一に関する情報だけでなくて本や漫画、お酒のおつまみからとかなり広範の趣味の記事を1996年から2000年代初頭まで続けていてさっきまで読みふけっていました。いや、ここが良い!っていう記事があるわけじゃないんですけどこうやって文章の蓄積があるだけでグッとくるところがある。個人サイトとしてこういう姿はひとつのあこがれな気がします。
コメントを残す