お母さんが一緒


『お母さんが一緒』をみた。良かった……。

親孝行のつもりで母親を温泉旅行に連れてきた三姉妹。長女・弥生(江口のりこ)は美人姉妹といわれる妹たちにコンプレックスを持ち、次女・愛美(内田慈)は優等生の長女と比べられてきたせいで自分の能力を発揮できなかったと心の底で恨んでいる。そんな二人を冷めた目で観察する三女・清美(古川琴音)。三姉妹に共通しているのは、「母親みたいな人生を送りたくない」ということ。
母親の誕生日をお祝いしようと、三姉妹は夕食の席で花やケーキを準備していた。母親へのプレゼントとして長女の弥生は高価なストールを、次女の愛美は得意の歌を用意し、三女・清美は姉たちにも内緒にしていた彼氏・タカヒロ(青山フォール勝ち)との結婚をサプライズで発表すべくタカヒロ本人を紹介するつもりだったが――。公式サイト

ぎすぎすした会話が延々と続き、たまに喧嘩が爆発するんですが、旅行中だから一緒に過ごさざるを得ない3姉妹と母の様子です。一緒に過ごすことができるという意味ではまだ関係を保つ糸口はありそうなものですが、とにかく延々とぎすぎすしているのでみていて胃が痛くなるぜ。ただ、このやりとりの会話がとてもテンポよく行われるからついつい見てしまうんだよな。

内容としては第三者として登場するタカヒロがパワータイプのコミュニケーションをかましてくれるので(タカヒロここで出て来てくれ……)って思いながらみてるところあったし、劇場内でも笑い声が聞こえる部分もあった。

それでも家族の、しかもこれまでのお互いの人生観を否定し合うやりとりはみていてすごく、うううとなるものがある。

これはインターネットで生活をする(インターネットで生活をするって何?→インターネット上に人格があるという意味です)と忘れているというか、なかったことにしがちなんですが、わたしにも覚えがある光景だし、あまりみたくない内容ではあるんですがそれが繰り返し繰り返し画面にうつってくるから逆におもしろくなってしまう、のか?ところどころなんかいい感じの雰囲気になっているけど何も解決していないんだよな。それであっても、テンポが良いし、なによりどこまで振り切るんだろうっていう加減がつかめなくてドキドキしながらみていたのは、映画が面白かったんだろうな。面白かったです。

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