濱口竜介監督2003年の大学時代の作品です。そういえば昨日の『ファミリー・ネスト』もタル・ベーラ監督デビュー作で22歳でした。濱口作品は『ドライブ・マイ・カー』『偶然と想像』をみているだけなので今回の映画イベントでまとめてみていきたいところです。それとこれは関係ない話ですが、、昨日からやってるタル・ベーライベントがおもったより空いてたのはちょうど同期間にこれをやってるからだったんだな……って気づいた。
大学の映画サークルで映画を撮影する前半、その映画の内容が映される後半。前半の間延びした時間のなかで5人の会話が、それ自体にあまり意味があるわけではないんですがすごく自然なやりとり、というと言い方が雑になってしまう。何というか演技をしているのはそうなんですけど、間延びした時間に5人がいた、こういう時間があったっていう提示がうまくて後半の劇中作でその5人が、似ているようで劇中作の異なる関係に描かれるところとのギャップでおもしろがありました。はやく本作以降の作品もみていきたいね。
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