4~5話をみました。1話から通して、映像としての幽霊の怖さというのは抑えめにされているバランス感が良いんですよね。コンビニ店員の幽霊が消費税3%計算で言ってくるの不意打ちで笑っちゃった(これがホラー・コメディ……!)。
それでいて作品としての怖さは設定上の逃げられなさというか、日常生活で常に、お風呂場も含めたあらゆる場所に幽霊と接触する可能性があるっていう、この解決策のない、言ってみればもう袋小路に追い詰められたまま消耗戦状態になっている救いの無さに怖さの重点があると思うんですが、4話の最後ではそれが少しだけひっくり返ったの良かったな……。状況は一切解決していないんですが、ただその暗闇の中にもわずかに光があるような状態というか、これってまさにホラーのつくりになってる気がします(私はホラーをほとんど見ないので個人的なイメージです)。実は3話は怖くて飛ばしてしまっているんですが、ここにきてやっと見える子ちゃんとの向き合い方がわかってきた気がしてきました。うれしいぜ。
(追記)
見える子ちゃん10~12話をみました。最後まで緊張感を保ったままホラーコメディを貫いていてすごい。今回のTVシリーズでは未解決な不穏な部分を残しておくところも上手かったし、最後の最後にオチで怖がらせるやつもナイスでした(怖いからやめて)。
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