日本語版の予告編だとわたしのこの映画の好きな要素がみせられていないので上に載せたのは海外版の予告編です。
挫折したニコラス・ケイジと、その大ファンのおじさんが南欧のリゾートで映画の話で盛り上がってるうちに本当の友情を得ていく過程がはちゃめちゃに良いんだよな。映画を撮ろうっていう話になって、それから……というお話です。
この作品の苦手なところは前にも似たようなことを日記に書いた気がするんですが、わたしの好みとして何か嘘(悪いこと)を隠し続けてる状態が延々と続くストーリーが苦手というのがあって、それは本当に好みの問題だと思うんですが、それ以上にこの映画全体の構造にメタ部分があることで先に書いた最高の友情場面が存在したのかどうかがぼやけてしまうところが食い合わせ悪いな……となりました。いや、エンディングの場面から友情は存在はするんですが、そのシーンレベルがぼやけていることが気になってしまう。
これは映画のみせたい部分が二人が友情によって前を向く部分じゃなくて、もっと作品全体でニコラス・ケイジ個人が前を向くっていうところにあるんからだと思うんですが、いや、やっぱりこれはわたしがただおじさん同士の友情ものが好きというだけですね……。それにしても”叫び”部分は良かったな。
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