『ラルジャン』をみました。
少年たちの使った偽札が周りまわって男のところに届いたところから始まる悪循環、破滅への一本道が映画になっています。とにかく展開のテンポが早い。一つ情報が出たら次の場面ではもうそこから発展していて、あっという間に事件、裁判、留置所へ。そもそもの冒頭、まだ話が動き出す前の、少年2人がスクーターでカメラ屋の前に乗り付けるシーンからすでに画面のリズムが気持ちよくて掴まれているんだよな。2人が順番にスクーターを止めて、ヘルメットを取って歩き出すところです。そして同じくカメラ屋から離れる場面もそう。
あまりにもスムーズなものだからみていて気を抜くとぼんやりもしてしまうんですが、登場人物たちの一挙手一投足は制御されていて、しかも抑制的な音の使い方がうまい。画面の情報も意識も、するするとこぼれてしまいそうなのに絶えず緊張感が継続するので、最後まで引っ張り回された感じがあった。
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