墓泥棒と失われた女神


『墓泥棒と失われた女神』をみました。面白かった……。

80年代、イタリア・トスカーナ地方の田舎町。考古学愛好家のイギリス人・アーサー(ジョシュ・オコナー)は、紀元前に繁栄した古代エトルリア人の墓をなぜか発見できる特殊能力を持っている。
墓泥棒の仲間たちと掘り出した埋葬品を売りさばいては日銭を稼ぐ日々。
そんなアーサーにはもうひとつ探しているものがある。それは行方知れずの恋人・ベニアミーナだ。
ベニアミーナの母フローラ(イザベラ・ロッセリーニ)もアーサーが彼女を見つけてくれることを期待している。
しかし彼女の失踪には何やら事情があるようだ…。
ある日、稀少な価値を持つ美しい女神像を発見したことで、闇のアート市場をも巻き込んだ騒動に発展していく…。公式サイト

主人公たち墓泥棒がよいぐらいに荒くれで、走って逃げる場面は少し早回しがかかる古典的なおもしろがあって、最後、映画のおわりはメリーバッドエンドというか含みをもたせたものをさらっと出してくれる。休日の朝にふらっとみるとちょうどよい、いい温度感の映画だった。主人公が萎んだひまわり畑を歩くカットがとてもよかった。

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