『SHOW BY ROCK!!ましゅまいれっしゅ!!』めちゃくちゃ良かったですね。放送時はましゅましゅの4人の時間のきらめきにあてられて涙をぼろぼろ流していましたが、最近はTLに流れる画像をせっせっと保存しています。1曲目はそんな放送からしばらく経って頭が落ち着いてきたときにふと思い出した曲です。
落語家 三遊亭円丈がニック・ロウのCRUEL TO BE KINDをカバーしたもので、1981年のリリース、2009年に再発されています。何こんな怪企画がで行われたのかよくわからないんですけど、プロデューサーが当時の思い出を語っている記事があります。
さっそく針を下ろして、久々に聴いてみると当時の思い出がいろいろ蘇る。苦労したのがヴォーカル録り。歌い出しのタイミングがどうしてもわからない円丈師匠のために、私が隣で一緒にバック・トラックを聴きながら、イントロ部分の経過を譜面で指し示し、歌に入る5秒前から合図を送り、直前に肩を叩くという方法でなんとか歌ってもらった。そんな作業をくり返し11テイクぐらい録って、全テイクをミックス。さらに当時の最新機器ハーモナイザーを駆使して音程を調整しながら、やっとのことでヴォーカル・トラックを完成させることができた。大変だったけど、今では良い思い出だ。復刻堂徒然日記 > 「恋のホワン・ホワン」秘話
こんな言われかたをしている通り(失礼)、渋みとヘロヘロの同居するかなり味のあるボーカルになっています。リズムも落としてこう力の入ったリズムの取り方と直球な歌詞がしみるような気がしてくる。いや、これは私見ですが、この気持ちの入れかたは孫に対する愛情を歌ったあの『孫』と同じカテゴリーなんだよな。癖になると何度も聴いちゃいます。わたしはSpotifyでお気に入りにいれてあります。
過去に山下達郎のサンデー・ソングブックでも流れたことがあるらしいので検索したところ2008.08.03の回でした。
ちなみにこちらが原曲、ニック・ロウの CRUEL TO BE KINDです。原曲が良すぎるので何やっても良くなるというのはあるかもしれないですね(それはそう)。
堀込泰行氏のカバーも良いです。曲の終盤、終わりそうな雰囲気でもう一度繰り返すところ好きです。
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