ペリカン・ブルー

午前中に映画をみた。『ペリカン・ブルー』です。90年代、外国への出入りが自由になったハンガリーを舞台に、偽装旅券の作成をしていた若者たちを描いたアニメーション映画。よかったです。

2010年代に行われたインタビュー音声を作品内にかなり取り込んでいて、そのために劇中でもすでにみんな大人になった姿と当時の姿を行き来しながら当時の様子が描かれています。

映像と時代の開放感がしっかりマッチしていてとても気持ち良い。何年も(!?)偽装を続けた果てに刑事が登場した際も、若者たちのシリアスさにはどこか緩さがあり、そしてそれがなぜか刑事側にもあるんだよな。インタビューのなかでは「マフィアにつながっていたわけでもなく、彼らを犯罪者とは思っていなかった」みたいな音声を残しているし、一方の若者側も「友達がたくさんできた」みたいなことを言っている。

そんな面々が劇中最後の場面でひとつのカフェのなかにいることが描かれたときってかなり良かった。これらのインタビューも実際は数年を掛けて行われたらしいので、こうやって彼らが一同に回していたわけではなく、当時も似たような出来事があらゆる場所で行われていて、なので彼らがこうやってどこかでつながっていたかもしれないし、そうではないかもしれないんですが、それを一つの時代、世界として映画にしているんだよな。よかったです。

そしてこれは日本版の予告編です。本当に予告編に日本語のナレーションいれるの苦手過ぎるのでやめてほしい。あらすじ読むだけなら文章で読むので。

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