陰の実力者になりたくて! 2nd season

「陰の実力者」に憧れた少年は、道半ばで命を失い、シド・カゲノーとして異世界に転生した。

新たな世界で「陰の実力者」設定を楽しむことにしたシドは、陰に潜み、陰を狩る者――シャドウを演じ、付き合いのいい配下の少女たちと闇の教団に対抗する「シャドウガーデン」を組織する。

すべては妄想の産物……そのはずだった。
ところが世界の闇たる「ディアボロス教団」は実在し、シドの知らぬところで「シャドウガーデン」は教団との抗争を繰り広げていた。

(中略)

赤き月は昇り、覚醒の刻は来た――! 公式サイト

めちゃくちゃおもしろアニメのセカンドシーズンです。相変わらずキレキレです。かっこよさをおもしろに変換できるのってかなり作品側の心意気じゃないですか。そういうことなんだよな。かっこよさとおもしろを攻めると発生するコントっぽさというか、そういう匂いに対して、主人公のシドくんや七陰をはじめとしたシャドウガーデンの面々の裏表のなさが逆に愛嬌というか、素直な好感をあげている気がします。ドエム=ケツハットとかもう完全に名前の出オチキャラなんだけど、それを最後まで引っ張ってくる剛腕もおもしろ=かっこよさである、みたいな勢いで押し切っている。そういう意味で作品名の「の実力者になりたくて!」っていうタイトルも素朴さがあって良いなと思います。

陰実2EDテーマの「Polaris in the Night」(シャドウガーデンナンバーズ)も強い特色のあるわけではない、どちらかというと古き良きタイプのアニソンなんですが、曲としても盛り上がりの幅が抑制されていて、それが逆にリピート再生に適している感じがある。それでいてやっぱり全員歌唱バージョンだからこそ盛り上がる気持ちもあって、要は塩梅がちょうどよいのだと思います。全員歌唱バージョンってうれしいですし。

あとは作中でキメのポイントで披露されるベートーヴェンの『月光』ですよね。過去にはDarker than Blackで流れた気がする(検索しても同名のEDテーマがヒットしてベートーヴェンはひっかからなかったのでわたしの偽の記憶かもしれない)んですが、これからアニメでこれが流れると笑顔になってしまう視聴者も多いでしょう。

あとは残しておきたい感想がすこしあって、最終話間際になって囁きメイドさん(cy上田麗奈さん)が登場するたびにカゲノーくんとメイドさんの眼球だけ並べる画面挟むの距離感がやばいこと伝わりやすくて大変良いですね……。

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劇場版
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陰実院月光居士

陰実院月光居士!?!?

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