JOIKA 美と狂気のバレリーナ

15歳のアメリカ人バレリーナ、ジョイ・ウーマック(タリア・ライダー)の夢はボリショイ・バレエ団のプリマ・バレリーナになること。単身ロシアに渡りアカデミーの練習生となったジョイを待ち構えていたのは、常人には理解できない完璧さを求める伝説的な教師ヴォルコワ(ダイアン・クルーガー)の脅迫的なレッスンだった。過激な減量やトレーニング、日々浴びせられる罵詈雑言、ライバル同士の蹴落とし合い。ボリショイが求める完璧なプリマを目指すため、ジョイの行動はエスカレートしていく…!公式サイト

『JOIKA』をみました。冒頭に脚のアップが続いて、そういえば山田尚子作品ってバレエ映画なんだなってきみの色のこととか一瞬だけ思ったんですが、そこからはずっと頭部のアップ連続で圧迫感のある画面が続いていきます。『スイート・イースト』もよかったタリア・ライダーの不安げだけど芯はしっかりしている感じがこの映画にもはまっていました。とはいえこの作品がサイコ・サスペンスとしての迫力があるかというと、モデルの人物がいる作品ということもあってエピソードが飛び飛びな印象はあって、むしろその場面ごとで少しずつ表情の変わるジョイを演じるタリア・ライダーの良さをみる感じになっていたところがちょっとあった。そのあたりはわたしは怖い映画が苦手なのでちょうどよかったとも言えます。

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