先日みた『ジャネット』の続編です。ミュージカル仕立てだった前作とは打って変わってこちらは会話劇、というかそれぞれが言いたいことを語る劇仕立てになっています。審問側の面々の誇張された身振りだったり、雄弁でありながらたどたどしさもあるしゃべりだったりが、だからこそ相対しているジャンヌとの断絶を描いていて魅入ってしまう。
主演の方は『ジャネット』出演時8歳、『ジャンヌ』出演時が10歳なのでかなり幼い印象が出ているんですが、そもそも前作から史実的な場所等の設定から離れたものであるし、今作もたとえば戦闘シーンは一切なしで描かれていて、それでもなおジャンヌの信仰を描いていく中ではこの幼さというのも一つの描き方だった気もする。他のジャンヌ映画みていないので何とも言えないんですがすごく良かったと思う。
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