『Pony Island』『The Hex』のクリエイターがビデオゲームへ贈る、精神を溶かすような自己破壊的なラブレター。『Inscryption』はデッキ構築型ローグライトと脱出ゲームスタイルのパズル、さらにサイコロジカルホラーを血で混ぜ合わせた暗い旅へあなたを招待する。しかし、カードたちにはそれよりも遥かに暗い秘密が刻まれている…。
https://store.steampowered.com/app/1092790/Inscryption/?l=japanese
デッキ構築型ローグライトと脱出ゲームスタイルのパズル、さらにサイコロジカルホラー(!?)
ホラーのところ知らずにプレイを初めたので途中まあまあ怖くなったところもあったけどめちゃくちゃ面白かったので一気にクリアしてしまいました。
いや当たり前のことを言うんですが、このゲームは同名の「Inscryption」のカードを集めてデッキを組んで対面の相手と対戦するゲームであり、そしてそれが全てなんですが、このゲームの面白いところはその一つのゲームシステムを複数の幕に渡って引き継ぎながら、求められるプレイというか、デッキの組み方なんかが全然変わってきてるところなんですよね。第1幕で内容に慣れて定石がみえてくると「楽しいけどこんな感じか~」ってへらへらしていたものが、先に進むにつれてうおお面白~にどんどん踏み込んでいく感じはかなりよかった。いや振り返ってみればオーソドックスなカードゲームとしては第1幕が一番楽しかったとは思うんですが、ストーリーが進むにつれてそれだけじゃなくなってくるんですよね。そうなんですよね、強烈なストーリーがあるんだよな。わたしはプレイ中に何らかの展開があると急に画面に存在しない欧米人の声でf wordが入ってくるところが一番好き。
以下、プレイ中の個人的な思い出です。ストーリーには触れないですが演出のネタバレです。



これはイベント戦で普段はない対戦相手からの具体的な指示、「あなたが心から大切に思ってるファイルを選んで」っていわれて若菜くんのピクミン3配信のキャプチャを選択したときのものです。懐かしすぎる。
この配信は視聴者のうち希望者を募って各ピクミンに割り振ってプレイする内容だったんですが、たしか配信期間に(収拾がつかなくなるので)外部に広めないように言っていたんですよね。そんななか普段のわたしはコメントさえあまりできていないんですが、このときは参加してちょうど青ピクミンにあたって即死したんですよね。そのときのものです。わたしの美しい思い出(?)……。
その画像が対戦中に後ろに投影されてる状態面白すぎて笑ってしまうし、何なら何かでてきたカードも若菜くんっぽい(この戦闘のみの演出です。)


これは唐突にデュエルディスクが登場して3DCG対戦が始まったシーン。盛り上がりパートなのに急に遊戯王になったから笑っちゃった。サイコロジカルホラーを名乗りながらサービス精神というか愛嬌がありすぎるところも好きです。
ストーリーに触れない思い出はこんな感じですが、やっぱりそのお話とゲームの重なり方が面白いゲームだったと思います。おすすめです。
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