INDIKA

ロシアにある修道院で生活をする主人公インディカは頭のなかで日常的に話しかけてくる悪魔の声に悩まされていた。周りからも疎まれていた彼女が初めて修道院の外へ出かける役割を言い渡されて、雪と氷に覆われた冬のロシアを移動することになったとき、その道中で出会った囚人イリヤは神の声が聞こえると言いながら神器を目指して移動をしていた。インディカとイリヤが神や自由について会話をしながら目的地への旅を続ける話。

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まずは何よりとにかくビジュアルが良いです。

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暗がりと明かり、朽ちた建築のなかに入る光、それに登場人物たちの表情や視線移動と画面の焦点の合わせ方まで、そういう映像作品をみている気持ちになる。

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道中に立ち寄る施設は奥に入り込むにつれて徐々に現実離れをしていく。大きな釜で魚が加工されている水産加工工場の奥では巨大な魚が吊るされ、巨大な缶詰が並び、そして二人はそれらに関心を持たないまますり抜けるようにして通過していきます。現実感がない。建物内移動においては空間パズルのようなものが多く設置されていて、それもどこか非現実感を生み出している気がする。道中には巨大で獰猛な犬がいて、扉の開閉に手間取ると食い殺されてしまったりする。その犬は自由意志で襲ってきているのか?

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修道院に暮らしながら悪魔の声が聞こえる(道中では悪魔の力で障害を越えたりもしている)インディカと、自由に振る舞いながら神の声が聞こえるというイリヤにより繰り返される問答を経て、旅(ゲーム)の最後にインディカが自認する姿、そしてその瞬間に感じるプレイヤー体験がかなり良かった。

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なお、ロシアによるウクライナ侵攻が行われて以後、開発元のOdd Meterは拠点をモスクワからカザフスタンのアルマトイに移したとのことです。

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