最強殺し屋伝説国岡のスピンオフ作品です。殺し屋を目指す6人の新人研修合宿を描いた作品ですが、なんとなく構造がアイドルものなんですよね。だからこの6人のやりとりや、最後の大舞台がしっくり来るものになっていて、そういうところが好き。距離感のあるメンバー同士の「わたし実は血とかやばいくらい苦手なんだよね」「え、わたしが撃たれたときとか吐くなよ?」「いや、たぶん吐く」のやりとりとか、真っ昼間の田舎町を銃や斧を持ったメンバーがふらふらしてる絵面もはかなり好ましくて笑顔になってしまいます。
盛り上がりどころの野良の殺し屋襲撃シーンは完全に大舞台覚醒モードに入っていて、これまで当たらなかった撃った弾は全部当たるし飛んでくる弾は全部避ける、そういうはじけた6人を見せてうおおおとなるのは何というか逆にちゃんとしてて気持ちよかったです。そしてここで相手をバシバシに撃って刺して返り血を浴びてるんですがまったく吐かないところもふふっとなりました。それに入ってくるタイトルバックのタイミングがかなりかっこよかった。ただ全体としてそういう映画(これは悪い意味ではないんですがあえて俗っぽいサブカルっぽさを織り込んだ作品のイメージです)をつくるぞ!っていう感じがどうしても気になってしまったので合う、合わないはありそう。
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