トニカクカワイイ1話、序盤はそれほどのめり込む感じはなかったんですが、終盤、区役所の夜間受付に婚姻届を出しに行く流れがすごく好きで、いや結婚って手続き上は書類で済ませるものであって二人もまあ部屋で書いてこんなことで結婚していいのか?みたいなのはあったけど、そのまま深夜に区役所に二人で向かう、それで実際に受理をされるっていう仕組み、書類上ではなく実際に行う仕組みが出てきて結婚ってやったのをみてちょっと良かった。そこで「握り放題ってなんだよもう、お寿司じゃないんだからさ~」みたいなよくわからんこといって笑い合うのも良いなってニコニコしちゃった。
1話から先はなんとなく観ている感じがあったけど、どうもシンプルに二人が楽しそうにしてるところをみるとうれしい!って気持ちがあるっぽい。いや、”旦那さま”って呼び方とか、そういう節々にちょっとだけ苦手意識がないわけじゃないけどそれも含めて二人の世界なんだよなって思うと大分受け入れやすくなったと言うか。願わくば二人が末永く幸せであるように・・・。いや、このまま幸せでいてほしいって思うけど、そういえばこのお話の目的地ってまだはっきり出てきていないな。その宙ぶらりんの状態でイチャイチャしてる現状が一番楽しめる時間なのかもしれない。他者の結婚ってこれくらいの距離感でみるといいというか、ここにもっとしっとりした要素やドラマチックな部分が入ってくると(特にこの作品の手付きでやられると)ちょっと引いちゃう気もするのでこの作品なりの絶妙なバランス感覚があるのかもしれない。
婚姻届を出すところから始まる二人の関係で付き合いたてみたいな距離感からやったのもしかして発明だったのでは?って気がしてきました。恋人関係のようなゆらぎではなくって夫婦関係だからこそ示せる生活感がある一方で、夫婦なんだからですっ飛ばさずに一から”あなたとわたし”をやってくれたのがかなり良かった。昨今の感じだとそれでも危ういところがあるとは思うけど全話みてやっぱり好きです。完全に蛇足でも付け加えておくと良し悪しの話はアニメとしてであって実際にこうあってほしいとか夫婦はこうあるべきとかいうのではないです。
OP/ED曲もよかったね。
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