『ファミレスを享受せよ』をプレイしました。とてもよかった……。話題になっていたときにプレイしそびれてしまったんですが、わたしにとってのタイミングとしては今だった。というのも昨日の昼間にみた映画『ピアニストを待ちながら』の設定が外部のなくなった深夜の図書館に閉じ込められるものだったからで、日記を書きながらこのゲームのことを思い出していたというだけではあるんですが……。24時頃~27時の3時間くらいでプレイしました。
『ファミレスを享受せよ』は、永遠のファミレス『ムーンパレス』に迷い込むアドベンチャーゲーム。なんとドリンクバーもあります。 Steam
深夜のファミレスに閉じ込められた登場人物たちとの会話を中心に、主人公がその時間に馴染んでいくゲームです。主人公よりも先にすでに長い時間をここで過ごしていて感情の起伏のなさ、達観した様子の登場人物たちから情報を集めながら、それぞれの思い出話やささいな雑談、それにちょっとしたトラブルを繰り返すうちに、気づくとどのキャラクターも(わたしにとっても)魅力的になっているんだよな。初回はそれぞれが独立しながら、たまにTRPGをやったりするこの深夜の時間が壊せなくて通常エンディングに入っていったんですがそれはそれで良かった。そして確認したもう一つのエンディングは、この魅力的になったキャラを一気に掘り下げるパートの圧縮具合が巧みでめちゃくちゃプレイ感が良いです。無限に近い時間があるなかでお互いのことを思える関係なんだよな。とても良かった。セロニカとクラインがさ~。
そういえば作者のおいし水さんがPanpanya特集のユリイカに寄稿された文章を読み返していたら、冒頭に長崎ペンギン水族館のことがちらっとでていました。以前読んだときは意識をかすめなかった部分ですが、わたし自身が12月に長崎に行ったことで急にそこが関心の対象になった、といっても読んでおっとなるくらいではあるんですが、こういうタイミングというか触れ方を大事にしていきたいってわたしはずっと思っていますからね。これは現在つくられているペンギンのゲームこと『METRO PENGUIN EUTOPIA』についての話題で、そちらも楽しみです。
セロニカさんへ
永遠の図書館に閉じ込められる映画が上映中ですよ
わたしより
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