『不気味なものの肌に触れる』『天国はまだ遠い』の二本立てを新文芸坐でみた。広い劇場にふかふかの椅子。コミケの帰り、外は台風。座った瞬間に強めの眠気がきてぼーっとしたままみおわってしまったところがけっこうあります。河川に浮かんだものの(上層の)清掃、川の底にいた古代魚ポリプテルス、川のイメージが印象的ですが、一方でお話はもっと関係性のところにあったはずで、なのにわたしの頭がぼやけていたのでそちらまで踏み込んで飲み込めなかった気がする。そのあたりは続編でもっとやるのかもしれないですが……。わたしは同じく濱口竜介監督作の『親密さ』に出てきた「言葉は想像力を運ぶ電車」っていう言葉のイメージが何となくずっと頭に残っていて、同じようにこの『不気味なものの肌に触れる』の川がどういうものになるのか気になります。
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