才能にあふれるハンガリー系ユダヤ人建築家のラスロ・トス(エイドリアン・ブロディ)は、 第二次世界大戦下のホロコーストから生き延びたものの、 妻エルジェーベト(フェリシティ・ジョーンズ)、姪ゾフィア(ラフィー・キャシディ)と強制的に引き離されてしまう。 家族と新しい生活を始めるためにアメリカ・ペンシルベニアへと移住したラスロは、 そこで裕福で著名な実業家ハリソン(ガイ・ピアース)と出会う。 建築家ラスロ・トスのハンガリーでの輝かしい実績を知ったハリソンは、 ラスロの才能を認め、彼の家族の早期アメリカ移住と引き換えに、 あらゆる設備を備えた礼拝堂の設計と建築をラスロへ依頼した。 しかし、母国とは文化もルールも異なるアメリカでの設計作業には多くの障害が立ちはだかる。 ラスロが希望を抱いたアメリカンドリームとはうらはらに、 彼を待ち受けたのは大きな困難と代償だったのだ――。 youtube
『ブルータリスト』をみました。休憩込みで4時間弱、ハンガリー系建築家の半生を描いた映画です。タイトルやポスター、上映時間等から想像していた、なにか壮大なものをみた感じというよりもいい感じの伝記(ではない)映画をみたな……という感じに近い。何度も繰り返される顔面のアップに惹きつけられるようにみているうちに気づけば終わってしまったことに肩透かしを食らった感があったというか、いやこれは勝手に期待してそうじゃなかったことに物言いをする正しくない姿勢なんですが、不完全燃焼とは違う何か変なすれ違いと言うかそういう感じがある。カッラーラとヴェネツィアのパート冒頭、地域の風景写真が流れていく部分がばしばしに音ハメして出てきたときはこれが終盤だったこともあってストーリーとは関係なくちょっとふふっとなってしまった。
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