文化資本って単語だけはこれまでに何度も目にしていて、そしてなんとなく避けてたところもあったんですけど、先日のNHK100分で名著シリーズに入ってたのをきっかけにこの本も積んでいたのを思い出してテキストに続けて読んでいました。すごく読みやすいつくりになっていて、理論の紹介は一部の章にまとめつつ全体ではブルデュー自身の立ち位置を説明してくれるので入門としてよかった、こういう分野だと最初がやっぱりとっつきにくいところある気がするので・・・(とはいえ古本屋でたまたま見つけて手にとった本なので他にもっと良いのがあるかもしれないです。)文化的資本含め種々の資本を用いて行われている各界の闘争がその界での認知を獲得して搾取、権力として認識されなくなったとき、正当となったときに生まれる、その物事を評価する仕方による支配関係(ちょっと言葉が強い)のお話です。ディスタンクシオン普及版も出たしもうちょっとちゃんと手を付けていきたい気持ちも少しだけあります。いつか……。
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