(Detty Kurnia, Aan Darwati)Bonceng Dong

国内のSoup Recordsが出してるインドネシアシリーズの1作目。いやーめちゃくちゃ良かった。クンダン(軽い音の打楽器)とヘロヘロでキラキラのシンセが後ろで、いやけっこう主張強めに鳴っててかなり良いです。ジャケットに”POP SUNDA JAIPONGAN”って書かれているんですが、舞踊音楽ジャイポンガンがポップスに飲み込まれるとこんなキラキラしたポップソングにもなるんだ……って感じです。いや、全編に響くクンダンのその妙味がまた癖になるんですよね。

収録されているDetty KurniaのSpotifyにある別の曲を聴くとそういった曲が見当たらなくて、代わりにあがっているのはおおよそよく聴くポップソングなので、このあたりは選曲した中村とうよう氏の趣味なのかもしれない。Soup Recordsのインドネシアシリーズ他にも複数出てるみたいなので見つけたら買うようにします。

ここから少し話がそれます。

この曲はこの時期(80年代)にインドネシアで流行ってDetty kurniaもカバーしてた曲で、先のレコードのインサートでも紹介されています。

当時は日本でも売れたみたいで若干プレ値がついてたりもするんですが、その曲を10年代にインドネシアのシンガーソングライターのGita Gutawaが、父親で作曲家のErwin Gutawaと一緒にアレンジしてキッズ世代の面々が歌ったDi Atas Rata-rataプロジェクト(?)のコンピレーションアルバムの1曲がこの作品です。いや、Gitaさんが28歳でErwinさんが59歳だしこの選曲絶対父の影響が反映されてるでしょ。

このDi Atas Rata-rataプロジェクトの情報がうまく拾えなくて全然わかってないんですが、これノリがMTK(ミュージックてれびくん)じゃないですか?何度もいいますがわたしはミュージックてれびくんで知った80年代の曲がルーツのひとつなところがありますからね。80年代の曲をアレンジしてキッズ番組で流すやつ絶対インドネシアにもわたしと同じくハマる人がいるはずなんだよな……。

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