『ベルファスト』をみました。めちゃくちゃ良かった……。子どもの目線で過ごした1960年代末のベルファスト。北アイルランド問題の始まりで、宗教対立のさなかを生きる地域住民の、家族の映画です。監督の半自伝的映画でもあるそう。映画の映画というか、映画自体の引用や西部劇的な構図、そういうところにも監督の自伝的というか主観と言うか、そういうものを込めている印象がありました。ただわたしは昔の映画をぜんぜん知らないのでオマージュとかに気づけていないと思う。
これは余談ですが、最近ワールドカップで盛り上がっている中で、タイムラインにもフットボールって単語が出ていたのでサッカーとフットボールの違い(単語の歴史)とか調べたりしていたんですが、この映画の冒頭にもフットボールの北アイルランド代表選手の名前が壁に落書きされているシーンがあって、スポーツの代表も北アイルランドなんだって知りました。多分わたしがいままで意識していなかっただだけで、そういえばウェールズ代表とかも聞いたことがある気がする。これはFIFA創設以前から連盟が存在していたからで、ワールドカップには北アイルランドやウェールズ、イングランド、スコットランドそれぞれで出場しているようです。
ベルファストといえばちょうどこの映画が上映されていた頃に過去作の再上映でみた『グッド・ヴァイブレーションズ』(当時の感想)がちょうどこの『ベルファスト』の10年後のベルファスト(地域)を舞台にした作品になっていたんですよね。上映時期が被っていたのにタイミングが合わずに、結局視聴がこのタイミング(アマゾンプライムに追加)になってしまった。
こうやって2つの予告編を並べるとオールディーズな60年代とパンクの入ってきた70年代みたいな並びがくっきりしてて、まあそれぞれそういう映画だからそれはそう。
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