海外文学の翻訳短編集です。収録作だと「メンデルスゾーン」(セス・フリード 白川眞 訳)が特に好みでした。
あの夏、ぼくの父さんは巨大アライグマとライバルになった。平穏な日常を取り戻すべく、家族はアライグマと対決する。もう戻らない少年時代の、ひと夏の冒険。
こういうお話が一番好きなんだよなっていうのすごく久しぶりに思い出した気がする。8歳のぼくの話に11才の姉が親友扱いで出てくるのそれだけで最高でしょ。他に、評論として入ってた「単数Theyの発明と翻訳の可能性」(白川眞)についてはちょうど先の日記に書いた『7 Days to End with You』で少し考えていたことに近い話がありました。
このトレイラー冒頭に”DO YOU UNDERSTAND WHAT HE’S SAYING TO YOU?”って表記されるところに尽きるんですけど、このあたり難しいなって思ってたんですよね。翻訳とは別の話にはなるんですが、個人的にはインターネットの場で出す際の姉妹、兄弟あるいは姉弟、兄妹等の読み方や扱いも難しいねとなってます。いやこれは感想というか完全に余談になってしまいました……。
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