Away

ラトビアの監督、ギンツ・ジルバロディス氏の作品です。氏の、というのはこの作品は一人で作成されたらしいからですが、本作に登場する人物も一人だけで、その人物がセリフもなくただひたすら島を北上する映画です。人の気配のない景色（良い）の長回しをみていて序盤うとうとする瞬間があったけど、途中からはそれも込みで映画館の大画面でみていて気持ちよく映像ばかりでとてもよかった。気づけば感情の起伏を表に出さない主人公の口元が少しだけ微笑んだように見える瞬間を読み取ろうとしたりしています。よかったです。

『AWAY』の映像にピロウズの『MY FOOT』をのせた動画をキングレコードさんのアカウントがつくっています。組み合わせが謎すぎる……。さすがにシナジーがなさすぎる気はするけど映画をみてからだとそれもおもしろになってかなり笑顔になったので、映画をみたあとにみるのがおすすめです。