今までアンソロジー等は触れていたものの『神を待ちのぞむ』は今回の新訳がはじめてです。正直にいって読むたびに頭の上をすべっていく感覚がある読書でめちゃくちゃ時間がかかってしまった。
シモーヌ・ヴェイユ、最初に触れたのが伝記だったからか、どうしても論評よりも本人の著作を読むことに意味を持ち出してるところがあって、毎度うんうん頭を抱えながら読んでるところがある。いや先に訳者解題をよむのが定石でしょってわかってはいるんですがこうね・・・。さっき訳者解題で全編の糸をつなげるような説明が入ってへ~ってなって気持ちよくなっていましたが、でもヴェイユの本読むのはもっとこう自分の中では本編を理解したい、というよりヴェイユがどう思ってたのかを知りたいみたいなこういう気持ちがあって、なんというか他の人とは違う位置においているところあります。
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