みんなのヴァカンス

めちゃくちゃ良かった……。パリで出会った相手を追いかけて友人と相乗り相手の3人で向かう、避暑地での数日間のバカンスを描いた群像劇です。序盤からほぼ満席の場内で小さな笑い声がたびたび聞こえてきたんですが、登場人物が一同に揃う渓流下りのシーンは本当にみんな声を抑えきれない感じでふふっとなったりクックック…となったりしていたね。

(また予告編への当たりが強くて申し訳ないんですが、)ここに貼った予告編だと男女の駆け引きみたいなことばかりまとめられているんですが、いや、それはそうなんですが、もっとバカンスとしての風景というか、空気というか、そういうのが前提にある画面で開放感があるんですよね。この開放感と作中の数日のやり取りの中でそれぞれの人物が少しずつ変わっていくことのバランスが上手いというか、おもしろかったので、それが一気に爆発する渓流下りのシーンがやっぱり盛り上がるんだよな。『みんなのヴァカンス』、休日の夕暮れにみたい映画ナンバーワンです。

ギヨーム・ブラック監督作については来月に特集上映があるみたい。前回の特集のときにみた「勇者たちの休息」「7月の物語」もやるそうです。そのときにみた前者がいまでも頭に残ってるのでまたみたい。内容はたしか、おじさんやおじいさんが風景のきれいな山道をひたすら自転車で走っている映画だったと思う。というのも本当に自転車で走っている場面が多くて少し寝てしまったのでうろ覚えなんですが、それでもその風景や映像が頭に残ってるんだよな。またみて思い出したい。

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