夜を走る

すごかった……。事前にチラシを斜めにみたくらいでみにきたので、序盤のお話はまあなるほどね~とかなっていたんですが、どんどんそのイメージから転がっていく構成で、みおわるころには気づくとめちゃくちゃダメージを負ってしまった。映画が受け身の娯楽であることを逆手にとってる、とまでいうとあれなんですがそれくらいの勢いがあります。世界が変わるのか、自分が変わるのか、結局すべて受け入れて、変えないで、変わらないでいようとすること自体がすごくある意味で滑稽な形で描かれており、かなりくらってしまいました。ラジオの気象情報の内容が冒頭では「ウラジオストク」など聞き取れるものだったのが、終盤にはなにもわからなくなっていたのがこわい。いやー、おもしろかったです。

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